水虫は白癬菌というカビの感染によって生じます。ゆびの間がかゆくなったり、じくじくしたりして、市販の塗り薬を買って使用しておられる方もたくさんいらっしゃると思います。一見水虫のように見えてもそうでない場合もたくさんあり、逆にご自身では全く気付かない状態で実は水虫だったということもあります。家族内感染も多いので注意が必要です。
水虫かどうかの診断は、角質の一部を採取し、顕微鏡を用いて検査を行い、その日に結果がでます。
爪水虫は、内服治療が第1選択ですが、患者様の状態、治療中の疾患、服用薬によりましては、内服治療ができない場合もございます。まず一度ご相談ください。
特に糖尿病を合併しておられる方は「たかが水虫」と侮らず、きちんと治療することが大切です。フットケアを行うことで蜂窩(ほうか)織炎(しきえん)や壊疽(えそ)などの合併症を予防することが期待できます。